2021年9月23日、初の写真集を発売することになりました。半ば衝動的にデザイン事務所をたたんで、カメラを持って旅に出て。それから10年が経ち、ひとつの節目として撮りためた写真を一冊の本に綴じ込めました。
テーマは好奇心。ひとが何に興味を持ち、熱中し、どのような行動を起こすのか。そして、ひとはこの世界に何を生み出すのか。机に並べた10年分のネガを前に、結局ぼくは他者に興味を持っていて、彼らがどんなことを考えているのかを知りたいんだろうなと思いました。写真集には、そんな自分自身の好奇心の対象として選んだ被写体、世界各地で活動する個性豊かなアーティストたちの肖像や、彼らに会いに行く長い旅の道程で目にしたランドスケープが断片的に収められています。
すべてを把握しようとすると行方知れずで複雑に感じる世界ではありますが、誰もが自分の興味に没頭できる小さな聖域を持つことで、きっと他者にもっと寛容になれるし、敬意を払うだけの余裕が生まれるのではないか。そんなことを入稿間際に思い、後書きを綴りました。
また、発売日の2021年9月23日より、写真集と同タイトルの写真展も開催いたします。会場は学芸大にある書店ギャラリーBOOK AND SONSと、恵比寿にあるPACIFIC FURNITURE SERVICEの二箇所になります。できる限りの感染対策をしていただいておりますので、機会がありましたらぜひお立ち寄りください。
西山勲 写真集「Secret Rituals」
〈予約特典付き〉
●発売日:2021年9月23日(木)発売
●定価:4,950(税込)
●装丁:ハードカバー 192ページ
●サイズ:H286mm x W224mm x D18.5mm
●項数:192ページ
●発行部数:限定1,000部
●出版社:Sunnyside Press
オンラインショップ
BOOK AND SONS
PACIFIC FURNITURE SERVICE
7インチレコード「今日、この島で。」本日リリースしました。
2017年6月23日、僕が熊本にある戸馳島に住んでいた時に、ギター奏者の青木隼人さんが廃校になった小学校の音楽室で島で作った曲を録音してくれました。その時窓を開け放していたので耳を澄まして音源に聴き入ると、島の発する様々な音も一緒に記録されていることに気がつきます。それから4年が経った今日、その音源を7インチのレコードととしてリリースすることになりました。一緒に島に住んでいた友人、北島敬明さんがデザインを、僕は写真と映像を撮影しました。少しでも島の空気が伝わればと、4年前に撮影した写真、そして現在の島の映像を織り交ぜ編集しています。青木さんが、当時のことを文章にしてくれました。島で出会った声のこと、録音時、即興で生まれた曲のこと。僕はそうやってできた「風」という曲が好きです。青木さんの言葉を借りると、“始まりも終わりもない、ただ風のような音楽”。まさに島に吹く風のよう。知らない土地なのに、どういうわけか故郷を思い起こさせる無垢で柔らかい風。この曲を歌ってくれた島に住む入口由実子さんの声を通して、僕が感じたように、聴いた人の大切な記憶に触れるきっかけになるといいな、そんなふうに考えています。レコードは、広げるとポスターになるジャケットと一緒に入っていて、裏に描かれたドローイングが透けて見えるようにデザインされています。この曲が、誰かの素晴らしい旅のきっかけになることを願って。
青木隼人さんによる文章
http://www.grainfield.net/todayonthisisland/
●ご購入はこちらPERHAPS | パハプス online shop
https://perhapsstore.net/
映像 | Vimeo
風
https://vimeo.com/559311095
今日、この島で。
https://vimeo.com/559315044
今日、この島で。side A: 今日、この島で。
side B: 風
入口由実子/歌青木隼人/ギター
録音録音/2017年6月22-23日 戸馳島 にて
映像・写真/西山勲
デザイン/北島敬明(PERHAPS)
ミキシング・マスタリング/田辺玄(Studio Camel House)
2021年6月23日発売
7インチ アナログレコード
1,500円(税抜)[1,650円(税込)]
風 PV
今日、この島で。PV
AOKIhayato
今日6月7日発売のGENIC 7月号に写真とインタビューを掲載いただいています。僕の写真は人を撮ることに興味を持ったことがきっかけだったので、このような特集に声をかけてもらったことが嬉しい。個人的に川原和之さん、砺波周平さんの“愛する人を撮る”にぐっときました。
amazon:
https://www.amazon.co.jp/dp/B093WMPQKC
GENIC 7月号の特集は「だから、人を撮る」。最も身近にして最も難しい、変化する被写体「人」。撮り手と被写体の化学反応が、思ってもないシーンを生み出し、二度と撮れないそのときだけの一枚になる。かけがえのない一瞬を切り取るからこそ、“人”を撮った写真には、たくさんの想いが詰まっています。泣けて、笑えて、共感できる、たくさんの物語に出会ってください。普段、人を撮らない人も必ず人を撮りたくなる、人を撮る魅力に気づく、そんな特集を今号は32ページ増でお届けします。
#GENIC7月号
GENIC
interview
media
COVERCHORD Webサイトにて、また行きたい場所というテーマで写真と言葉を掲載いただいています。野村訓市さんや吉本ばななさんなど、僕にとって大切な旅の道しるべのような方々も言葉を寄せられています。お時間あればぜひ。
COVERCHORD CULTURE
クリエイターにきく、いま行きたい場所
https://coverchord.com/feature/2021/04/someday-someplace/
「Plantation」2021 Summer “Indigo breeze”
展示会向けデジタルカタログやwebなどの撮影・ディレクションを担当しています。
Plantation Webhttps://www.plantation1982.com/collection/
photograph: Isao Nishiyama
hair and make-up: Chinone Hiromi
model: Rina Fukushi
plantation
fashion
direction
photograph
少し前になりますが森ガキ侑大監督にお声がけいただき、俳優の太田光るさんをさんを撮影しました。映画でお世話になった愛おしい方々と、埃のまう解体作業現場での撮影に燃えました。太田さん色気があって眼差しが強くて本当に素敵だったなぁ。グラフィックはFGの藤井さん(嬉しい)。
model:Hikaru ota
photo: Isao Nishiyama
hairmake: Noriko Sato
styling: Kohei Kasajima
ad:FG
株式会社豊成
http://www.housei-japan.com/
Hikaruota
Norikosato
KoheiKasajima
FG
Housei
鎌倉にオープンした小さな花のアトリエ「_ish.(イッシュ)」のロゴとグラフィックツールのデザインをしています。店主はフローリストのShinoさん。季節感を取り入れながら理想のイメージを形にしてくれます。お花まわりのあらゆる相談に乗ってくれるので鎌倉を訪れる機会がありましたらぜひお立ち寄りください。
https://www.ish-lab.com
ish
kamakura
Shino
Flower
artdirection
logo
design
2月1日にオープンしたカフェ&ブックス ビブリオテーク吉祥寺店にて、“Mind Trip to the Creative World”と題した小さな写真展を3/31(水)まで開催しています。店内に大小15点ほど展示いただいていて、knockのバックナンバーも会期に合わせて特別価格で販売します。吉祥寺近郊の採れたて野菜やハーブ、卵の自家製デリやパンケーキなど吉祥寺店ならではのメニューがおすすめとのこと。テイクアウトもできるそうなのでお近くでしたらぜひ。
カフェ&ブックス ビブリオテーク 東京 吉祥寺
『Studio Journal Knock』写真展“Mind Trip to the Creative World”
2021/2/1(月)-3/31(水)
カフェ&ブックス ビブリオテーク 東京・吉祥寺にて開催!
TEL 0422-22-1495
http://www.bibliotheque.ne.jp/kichijoji/10609/
bibliotheque
kichijoji
StudioJournalKnock
photoexhibition
表参道・外苑前エリアにある花屋VOICEが運営するWEBメディア『Another VOICE』がリリース。フローリスト・花屋farverの渡辺 礼人さんを撮影させていただいています。第1回はアーティストの宗片晴果さん(REEL)、土居 健さん(TOKYO DANCE.)がフィーチャーされています。サイトもとても素敵です。
『Another VOICE』
http://another-voice.jp/
another-voice
farver
florist
ayato-watanabe
写真家の堂園博之さん、絵描きの伸子さんご夫婦が運営するスタジオが犬専門のフォトスタジオになってリニューアルオープン。愛犬と暮らすふたりの様子をうかがいました。写真と文章によるエッセイが彼らのウェブサイトに掲載されています。
わんちゃん専門 フォトスタジオ
わんわん ありがとうの日
http://dozono-studio.co.jp/woofwoof/index.html
Dozono-Studio
woof-woof